2012-04-28

明日ひねもす春の市

ずらりと壁一面に並んだストールは虹のカーテンのよう。
光の加減で朝、昼、夜とその表情は変わります。

最終的にシャーベットカラーな春色も加わり
今回約40色のひねもす春のストールが生まれました。

近所で集めたよもぎや枇杷の葉などなど
身近な草木からこれほどまで豊かな色が生まれるのかと
私自身も楽しみながらの染め作業でした。

デリケートなお肌にも優しく寄り添ってくれる
天然素材の草木染めストール
紫外線やエアコンの風からも守ってくれますし
これからの季節何かと重宝します。母の日の贈り物にもぴったり。

少しですが大判の多用布や、お子様サイズもご用意しています。
ぜひご自分の色を探しにいらしてください。

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4/29(日)萌木星 ほうきぼし にて
11:00~16:00




2012-04-27

ひねもす春のストール 玉葱

新月に染めたひねもす春のストールその3 玉葱
オーガニックの玉葱の皮からいただいた力強い大地の色。

以前こちらでもご紹介したTORO e TOROさんのキリムドール
今回ご縁あってそのお顔部分の染めのお手伝いを
させていただくことになりました。

素敵なセンスの持ち主を我が家の生活感溢れる台所アトリエに
お招きするのは少々勇気のいることでしたが、、笑
あの愛おしいキリムドールのお手伝いができるなんて夢のよう!
とお引き受けすることに。

丁寧に下処理されたアンティークのリネン生地が次々と
きれいな肌色のグラデーションに染めあがりました。
その生地がこれからTORO e TOROさんの手によって
国籍も肌の色も様々なキリムドールへと生まれ変わるだなんて
想像しただけでワクワクします。

残った染液はありがたく
余すことなくストールの染めに使わせていただきました。
なんて幸せなコラボレーションでしょう。
タイミングよくお引き受けできて本当によかった。

太陽の恵み。力強い大地の色。
ぜひ実際にご覧になっていただきたいです。




ひねもす春のストール 五倍子

新月に染め上がったひねもす春のストールその2 五倍子(ゴバイシ/フシ)

無印の白いシャツも一緒に染めてみました。

五倍子、素敵な色だとは聞いてましたがやはり素敵な色でした。

ヌルデの木などに寄生する虫の虫コブ(フシ)からとった染料。
実際煮出しましたが固い殻でいわゆる虫ではなかったです。。ほっ。

くすんだ紫は日本人の肌にとてもよく馴染みます。
萌木星さんのイメージにもぴったりではないかしら?とたくさん染めました。

媒染剤や濃度を変えたり染め重ねをしたりで少しずつ違う色に。
もし、同じ色のリクエストがあったとしても多分できない。。

すべて一期一会の色なのです。






2012-04-23

新月に染める

新しい生活のリズムにもようやく少しずつ慣れてきました。
仕事と家事の合間の制作となると
予想はしていたことですが平日の制作時間がほとんど取れない。
それでも時間は創り出すものと決めてメリハリの利いた毎日に。

今は気が張っているということもあり新鮮で楽しい日々ですが
これからどうなることでしょう。。


ひねもす春の市の作品が仕上がってきています。

制作日と決めた週末はキッチンアトリエにこもり
新月パワーも相まって半ば瞑想状態で一気に染め作業。
日曜日は隔週のヨガへ足を運びリフレッシュ。
また染め作業という一日でした。

こちらは近所で摘んできたヨモギで染めたストール。
鉄で媒染したときに出るはっとするくらい美しい深い緑に
思わずため息がもれました。
EDANEからつれて帰ってきた見通しのよい眼鏡と一緒に記念撮影。
春ならではの色をぜひご覧にいらしてください。


新月は始まりの日。
これから色々なことが満ちていくよう願いを込めて染め上げました。
パワーストーンならぬパワーストールとなって
何方かのもとで寄り添ってくれますように。


ひねもす春の市
4/29(日)11:00~16:00 萌木星にて
(地下鉄昭和町駅または文の里駅からすぐ)







2012-04-11

ひねもす春の市

春は旅立ちと別れの季節。

この春遠くの実家に帰る畑の友人と萌木星さんで
ささやかにお別れ会。
といってもぜんぜんお別れするという感覚がなく
これからもずっと繋がっていられるなと思うからか
不思議と寂しいという感情はあまり湧いてこなかった。
また畑で会いましょう。

今月末は萌木星さんで開催される
小さな手づくりの市にお誘いいただいています。

みのり市でお隣だったパン屋のそらまめさんや
おいしいジャムをつくられる田中早緒里さん
先日池田のイベントでご一緒したばかりのMEDERUさん
他にも楽しみな出展者の方ばかりです。

色とリズムからは春夏素材のストールと
小物を少しお持ちする予定。

ひねもす春の市
4/29(日)昭和の日 11:00〜16:00
今日DMをいただいて帰ってきました。

郵送希望の方がいらっしゃいましたらお知らせください。



2012-04-09

丘でのんびり


桜も見頃な星ヶ丘sewing table coffeeにて

そよそよと、春のそよ風が吹いていました。
さあ、また新しい春が始まります。



旅土産でお茶

鎌倉ステイでお世話になった大学時代の友人のご主人
馬酔木誠さんの器をたくさんいただいて帰ってきました。
どれもこれも生活にすっと馴染んでくれる素敵な器たち。

江の電でのんびり海を眺めながらと向かったものの
予想外にすごい観光客でびっくりな鎌倉でしたが、
彼の器を使ってるお店でランチしたり
ろみさんのジャムのお店や、LONG TRACK FOODSなどなど
地元の彼女に素敵なお店をさくさく案内してもらう。

自然が近くてとてもいい街。また行きたい。。


一緒に染色の仕事をしていた友人とは
恩師を訪ねるために国立の街を10年ぶりに散策。
昔から変わらずある紅茶屋さんや、
新しくできた器のお店めぐり、楽しかったなあ。
ついでに寄るつもりだった、なかしましほさんのお店に行けなかったからと
わざわざなかしまさんのレシピでお菓子を焼いて
大阪へ帰る間際に届けてくれた彼女。
その心遣いが何よりも嬉しくてありがたかった。

恩師は変らず創作活動をされていて
久しぶりに踏み入れたアトリエでは懐かしい匂いを嗅いで胸がいっぱいに。
色とリズムがあるのはここがあったからと言っても過言ではないのです。


もう一人、お世話になったニット工芸作家の先生は
もう80になると、お歳を聞いてびっくりしたけど
ヒールを履いて銀座の街を颯爽と歩くスーパーおばあちゃま先生。笑
なんとも的の得た展示をいろいろ教えてくださって、
ちょうど開催期間中だった人間国宝の染織家、
志村ふくみさんの展示『しむらのいろ』へも行くことができた。
この展示との出会いは旅の中でもかなり印象深いものに。

それから、、
今回の旅のきっかけを作ってくれた同級生。
表参道、広尾と二カ所で展示中の彼の作品に触れ
10代後半頃一緒に油絵を描いていた時感じていた感覚がよみがえり
今、表現方法は異なるけれどもその精神は彼のままだなと
感じとることもできた。


貴重なお休みの日や、仕事の合間に駆けつけてくれた友人たち

みんな素敵に歳を重ねていたなあ。。
進むべき道は正しいと確信することができた。

こないだ一部咲きだった国立の大学通りも、上野も、桜新町も
鎌倉の桜も、今、満開を迎えてることでしょう。
思い切って行ってよかった。行けてよかった。みんなありがとう。

そんな濃厚な数日間の旅の思い出に浸りながらのお茶時間。
なんとも贅沢で癒しのひとときです。




2012-04-05

ひとり旅

鎌倉、由比ケ浜海岸。
家族を置いてひとり旅なんていつぶりだっただろう。

数年ぶりの友人たち、恩師に会うことがこの旅の目的。
中には10年ぶり!なひともいて。
それでもみんな変らず、あたたかく迎えてくれた。
ありがたかった。

東京で過ごした数年間が脈々と私の中に流れていること、
これまでのこと、これからのこと再確認して帰ってこれました。

ただただ旅の余韻がいまも胸にあります。